2015.7.8
「ガバナー公式訪問所感」
R.I.第2650地区ガバナー
中澤 忠嗣 氏
R.I.は世界の200を超える国と地域に、536の地区、34,800のクラブ、120万の会員を擁する大きな組織です。所属するR.C.には、世界を意識した活動が求められています。
今年度、K.R.ラビンドランR.I.会長は、「世界へのプレゼントになろう」というテーマを掲げました。「私たちの人生の価値は、どれほど得たかではなく、どれほど与えたかによって判断される」と言っています。
私はそのテーマを受けて、第2650地区のスローガンを『クラブに「個性」と「憧れ」を!』としました。クラブの主体性を第一に、クラブの「個性」を明確に、「憧れ」のロータリークラブを目指す。各クラブがロータリーらしく、個性に満ちて輝き、魅力あふれる憧れのロータリークラブになるよう、地区として最大限の支援をしてまいります。
今年1月18日~24日、私は米国のサンディエゴで開催された国際協議会に出席しました。R.I.事務総長、ジョン・ヒューコ氏がスピーチの中で、「ポール・ハリスが記した『ロータリーがしかるべき運命を切り拓くには、常に進化し、ときには革命的にならなければならない』という言葉はこんにちにも通じる」と話したのが、とても印象に残りました。
私は今、世界のロータリーと日本のロータリーの間に距離を感じています。しかし私たちは、R.C.の一員として、R.I.の組織と共に進む気持ちをもつべきだと思います。職業奉仕理念の根幹を揺るがすような変化のなかで、日本のロータリーとして今後どう考えていくかが問われています。日本人のロータリーに対する志や思いを、世界のロータリーに向かって、より強く、誇り高く伝えていくのも我々の使命でしょう。
ロータリーは大きく変貌しつつあります。ステータスだけでは、組織の維持が難しくなっています。テリトリーはなくなり、「職業分類1業種1人」もなくなりました。画一的なロータリーでは、地域の人たちが「個性」も「憧れ」も感じてくださらないからでしょうか。今、最も急がれるのは、各クラブの戦略計画、ビジョンを示すことです。我々のリーダーである京都R.C.において、お手本を示してくださるようお願いします。
京都ロータリークラブ
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