2016.6.1

― 新会員スピーチ ―
「自己紹介」
(株)ミリエーム 代表取締役社長
大谷 裕巳 君

昭和36年9月20日東京生。父は巳津彦、大宗匠の末弟。千家では長男以外は千姓を名乗れず母享子が一人娘な事もあり大谷家に入りました。私が生まれた4年後に妹が生まれ、その後すぐに父が亡くなりました。末っ子の父を大変可愛がっていた京都の祖母は私をよく可愛がってくれました。祖母の上京時は定宿のホテルオークラに泊まりに行き、春休み夏休み等は家元で過ごし亡くなった伊住と歳が近かったせいか金魚のフンの様にくっついていました。子供の頃の5歳の差は随分と大人に感じられ家元は恐い存在で随分と叱られました。それもよく伊住が取りなしてくれました。小学生時代はそんな風に過ごしたので学校では標準語、家に帰れば大谷家はもともと和歌山出身なので和歌山弁と関西弁。休みには京都弁と自然とバイリンガルでした。

中学では剣道部、高校からはアメフト部。勉強は得意な方ではなく何とか大学を卒業し西武百貨店に入社。大谷の家業が宝石卸で、これからはハイジュエリーの時代が来ると思い、当時、西武セゾングループに社名が変わり海外ハイジュエリーブランドの扱いが有ったので勉強させて頂きたいと先輩を頼り試験を受けて最終面接までこぎつけ内定を頂きましたが、入社前には家で一悶着。大谷の祖父は自分の会社を継がせるにあたり、そごう百貨店に丁稚奉公を頼んでいました。何も知らない私はよりによってセゾングループに内定を頂き鼻高々で祖父に報告。即却下されましたが、最終的には私の気持ちを尊重してくれました。

半年間の研修後、思いがけず当時の花形部署である本部の営業企画室に配属、更に半年の部署内研修後、営業企画室担当役員業務秘書に。要するに接待要員です。子供の頃によく観ていた社長シリーズの三木のり平さんの如く365日中360日全国を回って接待の日々。約3年間勤めた後、有楽町西武開店準備室に移動。楽しくやりがいのある職場でしたが、祖父が風邪をこじらせて肺炎になり入院、寝たきりになり8年間のサラリーマン生活は突然終わり、祖父の会社に入る事になりました。この続きはまたの機会に。

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