2025.5.7

― 新会員スピーチ ―
「清水とシカゴ、そして倉敷の話」
清水 幹久 君

昨年4 月に武田隆久先生、狩野一成様のご紹介により、歴史と伝統のある京都ロータリークラブに入会させていただきました。

私は、1977 年京都市伏見区生まれです。仕事は祖父から続く医療介護施設の経営運営で72 年目を迎えています。私の家族は、妻と10 歳の息子と7 歳の娘です。

まず、「清水」という苗字についてです。日本の人口を1 億2000 万人と仮定すると、清水姓の割合は約0.44%、つまり250 人に1 人になります。しかしながら、京都の医療法人の理事長には「清水」が多く、私の父を含めて4 人の清水姓の理事長がいます。しかし、血縁関係は全くありません。

次に、私が幼少期を過ごしたアメリカ・シカゴについてです。シカゴはアメリカ第3 の都市で、人口は約270 万人。ミシガン湖の美しい景色や高層ビルが立ち並ぶ都会でありながら、多文化が共存する都市です。私は両親の配慮により、ユダヤの幼稚園に通っていました。子供の頃シカゴで感じたのは、「公平性の欠如」や「結果よりも経過」を重視する文化でした。例えば、三輪車を独り占めしていても、なぜそんな方法を思いついたのかと先生に聞かれたことは今でも覚えています。また、人種の壁がありながら子供心にはそれほど感じることはありませんでした。ただし、いざ喧嘩となると人種で別れて喧嘩することが多く、マイノリティーである我々日本人は、どちらにも組みすることがよくありました。

最後に、岡山県倉敷市について。人口約47 万人の倉敷は、江戸時代の面影を残す美観地区が有名で、雨の少ない温暖な気候と果物の産地としても知られています。私は倉敷で一人暮らしを経験し、自己管理や異なる価値観を持つ同級生との交流を通じて多くを学びました。全国に散らばった友人たちとの今も続く友情は私の財産です。

京都、シカゴ、倉敷と3 つの街で過ごした経験は、私にとって多くの学びを与えてくれました。今後も京都ロータリークラブで学びを続け、微力ながら貢献できるよう努力していく所存です。

今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願いいたします。

京都ロータリークラブ
〒604-0924 京都市中京区河原町通御池上るヤサカ河原町ビル4F
Tel 075-231-8738 Fax 075-211-1172
office@kyotorotary.com

Copyright (c) 2007 Rotary Club of Kyoto. All Rights Reserved. Site Map