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2025.5.14

「京都ロータリークラブ100年の歩み 第4回(最終)2001年から創立100周年(2025年)まで」
国際ロータリー元理事
(公財)ロータリー日本財団理事長
　 国際ロータリー諮問委員
千 玄室 君

いよいよ最終回のお話となります。まず2004年の国際ロータリー国際大会(関西)は私にとってロータリー人生の中で一番の花を咲かせていただいた経験の一つです。マロニー当時R.I.選任理事からR.I.大会委員長を依頼され引き受けることとなりましたが、会場の手配(大阪ドーム)を始まりとして、京都デー(平安神宮参拝･鑑賞、前夜祭)、そして本大会開催を行い、大阪･京都他多くのメンバーの協力のもと大会史上最高の45,000名以上の参加となる大成功を収めることが出来、各国から感心と称賛の多くの言葉をいただきました。当日間際に8,200名の追加登録が発生したことや、国交がなかったR.I.会長ご一族の入国参加手配等に苦労したこと等の逸話、また京都デーの皆が一体となった文化交流など素晴らしいロータリーの思い出が出来ました。

2005年には第2650地区にてロータリー100周年記念大会を京都で開催しました。神谷ガバナーの下、国立京都国際会館にて盛大に開催され、記念講演をさせていただくとともに、国家元首クラス以外、ロータリアンでは初の「ロータリー栄誉賞」を頂戴いたしました。この表彰は私の一生の宝物です。

これ以降も京都R.C.より3名(富田･佐竹･中野三氏)の素晴らしいガバナーが輩出されました。大変なガバナーの重役をお引き受けいただき感謝いたします。そして周年行事は80周年(井澤会長)、85周年(佐々浪会長)では津田武雄様の百歳祝、90周年(粂田会長)ではホノルルR.C.と共同での第1回カンボジア･ミッション(バイヨン中学校建設)、2017年には第2回カンボジア･ミッション(ポリオ撲滅･口腔教育)を実施しました。同年には第2650地区にてロータリー財団100周年記念シンポジウムを開催(北河原P.G.・松浦会長)しました。第2650地区を強いリーダーシップで引っ張っていく京都R.C.は誇れるクラブであると私は思っています。創立95周年(山内会長)も厳しいコロナ禍の中、実施出来ました。
私は60年以上の京都R.C.を経験し、職業奉仕･友情･各国からの貴重な情報などを頂戴し素晴らしい勉強が出来ました。私は京都がおめでたい100年を迎えるにあたって会員皆様が京都R.C.を立派に育てていただけたこと、次の世代にバトンタッチできることを光栄に思います。