私は高校、大学とラグビーに傾注し、プロリーグでプレーしてきました。スポーツを通じて得た感動と経験、その価値を理解していることが、経営者としての強みになっています。
京都ハンナリーズは2007年に設立後、2022年7月にオーナーチェンジをしました。その際、私は社長に就任し、「京都の人が誇れる、京都を全面に押し出したブランディング」を掲げました。当時のクラブはBリーグ全24チーム中23位、売上も下から2番目、観客動員数は最下位でした。
改革にあたり、クラブの存在意義を再考し、京都の街の発展とリンクさせるビジョンを打ち出しました。プロスポーツクラブは試合での勝利だけでなく、感動と熱狂を地域にもたらし、それが街の誇りとなることが重要です。2年間でスポンサー企業を140社から320社、観客動員数を1,000人から4,300人、ファンクラブを1,000人から4,000人に増加させることができました。また、向日町に新しいアリーナを建設する計画も進めています。スポーツ以外にライブイベントや防災拠点としても地域経済の発展に寄与することが期待されています。
子どもたちに対してバスケットボールスクールやチアダンススクールを開催し、学校の部活動の制限に対処しています。さらに、自治体や企業と連携し、古くなったバスケットボールなどの備品を新しくする活動も進めています。
環境保全にも取り組んでおり、関西唯一のホップの原産地である与謝野町のクラフトビールメーカーとタイアップ。天橋立に漂着するカキの貝殻を利用してビールを醸造し、地域の環境改善に寄与しています。このような取り組みが他の企業間の連携も生み出しています。
Bリーグでは大企業が地方チームを買収するケースが増えていますが、京都ハンナリーズは地域の皆様と共に成長し、地域と共に歩むことを目指しています。「共に、登る。」というスローガンを掲げ、スポンサー企業と共に成長することとし、いずれは日本一になることが私たちの夢です。プロスポーツを通じて地域に貢献し、持続可能な発展を続けることで、京都ハンナリーズは地域のシンボルとしての役割を果たしていきます。
スピーカープロフィール

松島 鴻太 氏
スポーツコミュニケーションKYOTO (京都ハンナリーズ) 代表取締役社長
【生年月日】 1991年生
【出 身 地】 京都府
【職 歴】
2010年 東海大学付属仰星高等学校 卒業(ラグビー部主将)
2015年 東海大学 卒業(ラグビー部副主将)
2015年 コカ・コーラレッドスパークス(ラグビートップリーグ)加入
2017年 ㈱マツシマホールディングス入社
2019年 ㈱マツシマホールディングス 常務取締役 飲食事業部担当役員
㈱テイクフィジカルコンディ ショニング 代表取締役
2022年 スポーツコミュニケーション KYOTO㈱ 代表取締役社長