父である前田敞義の跡を継ぎ京都ロータリーに入会させていただきました。医師と患者とは異なる関係で皆さまから伺う『本物の声』が、私にとっての大きなモチベーションとなり、一念発起してダイエットに成功しました。ロータリーでの新たな出会いは、私にとって万華鏡のような多彩な経験であり、それぞれの出会いが私の人生に深い影響を与えています。
今回は「旅行」「料理」「出会い」の3本をメインに私の趣味についてお話いたします。
まず『旅行』について。『兼高かおるの世界の旅』に憧れ、基本的に一人旅で世界42か国、国内43都道府県を巡りました。旅行は私のアイデンティティを再確認する手段です。世界では日本人としてのアイデンティティ、日本では京都人としてのアイデンティティです。見知らぬ土地での出会いや経験は自身のアイデンティティに変化をもたらし、一抹の寂しさや喪失感に似た感覚を覚えます。一人の人間として、土地と時間軸のなかで私を再発見できることが、旅行の大きな醍醐味であると感じています。
次に『料理』です。2019年の母の死をきっかけに父の食事を作るようになりました。現在はスタッフのまかないを毎日作っています。昨年の祇園祭の日、私の祖母が記していた100年前のまかない帳を見つけました。今でこそ祇園祭はハモという印象ですが、100年前のその日の帳面にはお赤飯と書かれていました。父が「ハモ寿司よりお赤飯」と話していた事と歴史がつながった瞬間で、自身の料理好きも家族から受け継いだものなのかと思い、印象深い経験でした。
最後の『出会い』は、読書や映画といった、自分自身では経験できない想像の世界との出会いです。またロータリーでの出会いも私の趣味に大きな変化をもたらしました。
私のロータリー歴はまだ始まったばかりです。万華鏡のようにきらきらと光り、力強く勇気をくれることがここ京都ロータリーの魅力だと思います。来年の100周年、そしてこれからも、私自身を磨き、京都ロータリーの万華鏡を彩るピースのひとつになれるよう日々努力していこうと思います。
スピーカープロフィール

前田 眞里 君
前田内科医院 院長
ご家族は、長年京都ロータリークラブに在籍されていたご尊父 前田敞義さんとオーストラリアに留学経験のあるご子息。ご自身は現在開業されている「御幸町四条下ル」でお育ちになられました。京都大学生時代は腎臓と脂質の研究をされ、平成14年1月に6代目内科医として前田内科医院を継がれました。また昨年4月からは設立80年近い下京東部医師会の初代女性会長として日々緊張しながらお務めをされています。