
昨年6月4日、鵬雲斎宗匠様・田邉卓爾様の御推薦を賜り、伝統と格式ある京都ロータリークラブに入会いたしました橘重史です。昭和57年(1982年)京都市生まれ、神職資格取得後、家業である神職の道へ進み、伏見稲荷大社での14年間の奉職を経て、令和2年(2020年)より京都市上京区に御鎮座の北野天満宮に奉職し、現在に至ります。
本日は北野天満宮の歴史、そして広範な御神徳についてお話しいたします。天神様とは菅原道真公をお祀りする神社の事で、全国約12,000社の総本社が北野天満宮(天暦元年・947年創建)です。平安京の西北「天門」に位置し、満天の星が満ちるお宮として、皇室をはじめ朝野を問わず深く信仰されて参りました。天神様の御神徳は多岐にわたります。例えば「茶道」です。天正15年(1587年)に豊臣秀吉公が身分の貴賤を問わず開催した「北野大茶湯」に由来し、今日でも各御家元による献茶祭が輪番で執り行われております。次に「歌舞伎」です。慶長8年(1603年)に出雲阿国が境内で踊りを披露した記録があり、歌舞伎発祥の地として芸事に携わる人々から深く信仰されてきました。そして、「相撲」とのご縁です。菅公のご先祖が相撲の祖神・野見宿禰命であることから、節目のお祭りには横綱土俵入りが行われる伝統がございます。
当宮では菅公とご縁の深い「25」の年に合わせ、最も大切な神事「萬燈祭」を斎行して参りました。そして、来年令和9年(2027年)3月、「御神忌1125年大祭」を迎えます。代々の社殿修復事業に加え、この度は「旧儀の復興」をスローガンに七夕神事や特別参拝など様々な記念事業を進めて参りました。
ロータリークラブで学ぶ「奉仕の理念」は、菅公が生涯貫かれた「誠の心」と強く通じ合うものがあると実感しております。皆様の温かいご指導を賜りながら、奉仕の精神をもって微力を尽くして参ります。引き続きよろしくお願いいたします。
スピーカープロフィール

橘 重史 君
北野天満宮 権宮司
ご出身は京都市上京区です。神職資格取得後平成18年より伏見稲荷大社にて、14年間ご奉仕されました。その後令和2年より北野天満宮に奉職され現在に至ります。
また兼務神社として、左京区岩倉鎮座の八幡社と神明社の宮司も務めておられます。
ご趣味は、旅行、釣り、ウォーキングと「一向に上達しない」とご謙遜のゴルフで、とりわけ奥様とご長男、ご長女のご家族でのご旅行を楽しみにされているとのことです。