例会プログラム

例会報告

「これまでのロータリー これからのロータリー」

2023年08月23日

スピーカー: R.I.第2650地区 2019-20年度ガバナー、京都R.C.会員/ 佐竹 力總 君

今日のロータリーの原点となったのは1923年、セントルイス国際大会のいわゆる「23–34決議」です。その第二条にはロータリークラブの役割について①奉仕の理論を団体で学ぶこと②奉仕の実践例を団体で示すこと③奉仕活動の実践を個人で行うこと④ロータリーの奉仕理念と実践を一般の人に受け入れてもらうこと、と記されています。奉仕活動をする主体はロータリークラブか、個々の会員かをめぐってあわやロータリーが2つに分裂するのでは、と思われた危機を救ったのがこの決議でした。

4つのテストが定められたのは1932年。ロータリアンのハーバートJ・テイラーさんによって考案されました。ロータリーの金バッジの歯車には24個の歯がありますが、これは4つのテストに使われた英単語の数にちなんだものです。

ロータリーを象徴するプロジェクトの1つが1985年に始まったポリオ根絶プログラムです。全世界でポリオ根絶を目指しており、毎年3億~4億人の子供にワクチンを接種しようという取り組みです。ビル&メリンダ・ゲイツ財団からの寄付を合わせた拠出額は累計23億ドル(約3220億円)に達しています。

私はロータリークラブの原点は「善意・奉仕の心」に基づく「ロータリーの金バッジ」であると考えます。もし「善意」というものがなければ、ロータリーはただの社交クラブです。職業はお金を稼ぐだけのものでしかなく、社会奉仕は施しにすぎず、国際奉仕は社交以外の何物でもありません。

ロータリークラブの基本理念は「奉仕と親睦(友情)」であり、その根底を支えるものは「職業奉仕」と「例会出席」であると考えます。地域でその業種を代表する人材が、自分の職業を「天職」ととらえ、自分の職業の倫理性を高めつつ、その職責を通じて広く世の中のために奉仕する。この職業奉仕こそがあらゆる奉仕活動の「根源」ではないでしょうか。 ロータリーの魅力は例会出席にあります。いろいろな職業の人たちと交流すること、商業人として研鑽を積むこと、それがひいては修養の場となる、この点に尽きると思います。

スピーカープロフィール

佐竹 力總 君
㈱美濃吉 代表取締役会長

1946年京都市生まれ。立命館大学卒業後、美濃吉入社。米国留学などを経て95年社長就任。(一社)日本フードサービス協会会長や、学校法人立命館評議員など多くの団体の役職を務められている。また、日本食文化のユネスコ登録に向けて大変貢献される等により2022年春、旭日中綬章を受章されました。現在男3、女3の6名のお孫様に囲まれ、お家騒動の無いよう後継者教育を始められているとのことです。京都R.C.に於いては、2001-02年度幹事、2014-15年度会長、2019-20年度にはR.I.第2650地区ガバナーを務められました。